オーミー!フォーユー!
 
急に冬らしくなりましたね。滋賀県は近畿地方の中でも寒さの厳しいところで、近畿の天気予報では彦根の気温が最も低いということがよくあります。幸い天候も良く、快晴に恵まれたので、断行しました。琵琶湖大橋横断です。浮御堂(うきみどう)から眺める橋は雄大で距離感もなかなかのもののようですが、その実態は???ということで、実際に渡ってみました。

1964年(昭和39年)9月、第1回の東京オリンピックが開催される直前に開通した琵琶湖大橋は、大津市堅田と守山市を結ぶ全長約1.400メートル、湖面からの高さは最大で約26メートルの橋で、完成当時は2車線での運用でしたが、1994年(平成6年)7月に北側に新たな橋を増築し4車線となりました。現在の南側下り車線(堅田方面行)が旧橋、北側上り車線(守山方面行)が新橋となりますが、JR堅田駅から歩くこと20分で、琵琶湖大橋南側に到着。ここから南側下り車線を登り?歩き?守山市側に向けて横断開始です。琵琶湖大橋は車での通行は有料なのですが、歩行者、自転車は無料で、北側・南側ともに専用道路(歩道)があります。ただし南側の旧橋の歩道は狭いです。


この琵琶湖大橋を境界に北側(比良山、近江舞子側)を北湖または太湖、南側(大津市、雄琴側)を南湖と呼ぶそうです。ただ旧橋側は歩道が1.5メートルほどで、自転車でのサイクリングやお年寄りが生活道として使用し、その数もかなりのもの(横断中も11人とすれ違いました)。自転車が通るたびに橋梁にすり寄り、真下に湖面を見てはテクテク。けっこうスリルありました。しかし、当日は見事な青空が広がる快晴で、南側の景色も素晴らしかったです。対岸の守山市街と堅田市街の眺めが良かったです。



さらに歩くこと5分ほどで橋の頂上(最高部)にたどり着きますが、ここまでは上りとなり坂道を上がっていくようで少々疲れます。ただ橋全体からすると真ん中ではなく、堅田側から4分の1程度の距離の所です。この高さからの琵琶湖一望は絶景でした!!!特に大津市街地から瀬田にかけての景色。さらに釣り舟が真下に見える絶景は格別。そしてここからはなだらかなスロープの下りになるので、歩くのには楽。逆に自転車を押して通る人が多かったですね。少々風も吹きますが、南側の景色を楽しみながら、ひっきりなしに車とすれ違いながらのウォーキングです。



堅田の起点から歩くこと20分で橋を渡り切りました。守山市に到達です。付近の探索も考えたのですが、お天気が良いうちに北湖側の景色を早く楽しみたいという思いから、すぐに反転しようと道路を渡ろうとしました。しかし、そこは有料道路。信号・横断歩道のある所までけっこうな距離を歩いて反対側車線に到達。一路、堅田方面へ引き返します。
北側の新橋は歩行者用道路も広めで、これなら自転車とのすれ違いも気になりません。緩やかな上りとなる歩道を歩き始めましたが、比良山を望む北湖の風景はこれまた絶景!対岸から見た景色ではなく、舟に乗ってるような眺め、それもかなりの高さで眺めることができます。これまでの琵琶湖とはひと味もふた味も違った景色を堪能できますよ。





次に最高部から北湖全体を見渡します。天気が良すぎてあいにくの直射日光で影が強い中のショットとなりましたが、この風景はこの位置からしか味わえません。湖面から26メートルの眺めです。竹生島はさすがに確認できませんでしたが、沖島、伊吹山は綺麗に見えましたね。琵琶湖を一望するならここでしょう!!!とお勧めしたくなるスポットです。



あっという間の横断でしたが、絶景の数々を堪能して出発起点の堅田側で、今度は北側に舞い戻りました。ここには“道の駅 びわ湖大橋米プラザ”という立派な商業施設があり、1階店舗内には名前どおりに滋賀産のお米がお手ごろな値段で大量に販売されていますし、地産地消の数々の滋賀県の名産、琵琶湖でとれた湖魚の佃煮や近江牛、野菜類。それに加えて滋賀県内で人気のスイーツ(和菓子・洋菓子)が数多く取りそろえられ、目移り、買い過ぎ間違いなしの楽しいスペースです。駐車場も完備されていて、イートスペースももちろん充実していますので、琵琶湖大橋横断の締めにどうぞ、お立ち寄りください。

足早に絶景を堪能し橋を横断しましたが、何やかんやと時間は過ぎ、気がつけば正午を回って昼飯時。びわ湖大橋米プラザで昼食をと考えたのですが、浮御堂探索時に堅田のグルメを味わえたので、欲を出して探索を開始しました。腹も減ったが、喉も乾いた。冷たいビールで少し喉を潤したい・・・と思いつき探してみたら、これまたビンゴ。地ビール専門“近江麦酒”というお店を見つけましたヽ(^o^)丿。歩くこと20分ほど。本堅田の浮御堂方面に進み、たどり着きました。近江麦酒直営で、工場も併設するお洒落なカフェ風のプチビアレストラン“ビアカフェOSANPO”です。
滋賀県内にクラフトビールを製造する醸造所は数軒あるようですが、こちらの近江麦酒さんは小規模生産の醸造所。限定生産で、それはまた醸造・生産に携われているスタッフの皆さんのこだわり抜いた納得のテイストを醸し出すビールなのです。そのことはひと口飲めば一目ならぬ、一飲瞭然の喉越し、香り、味です。詳しくご紹介しましょう。



店内は2人テーブル×3(6名様)、カウンター席×3(3名様)のスペースでテラス席もあります。カウンターにはズラリとこちらで醸造・生産されたクラフトビールが並べられていて、滋賀風、琵琶湖風の地元の味をアレンジしたオリジナルテイストが目を引きます。ただし限定醸造品のため品切れも多いので、その日のメニューで確認してください(__)。



それではいただきましょう!!!喉はカラッカラです。迷わずメニューから本日のお勧めクラフトビール三種をセットしたビアフライト(飲み比べセット)を注文。おつまみには最初アッサリの前菜風で“彩り野菜とうずら卵のピクルス”です。
まずはお勧めの麹エールを!麹の効果なのか?香りは涼しげな、おとなしめの柑橘系ですが、飲むとこれが実に爽やかで、それでいてコクも感じさせる。手頃の冷たさと相まって一気に飲め干せる絶妙な味わいでした。SAISONは異なる麹で、さらにフレーバーでコクも強めでした。案外飲みやすかった、前のふたつの中間をいくようなスッキリ感がありました。あくまで個人的な感想です!
どれもが爽やかなフレーバーで喉越しがスッキリ、柔らかなのは間違いなし。



さらに、うずらのピクルスの酸味に刺激され、食欲が倍増したその時に目に入ったのがご覧の賞状。迷わず注文した“ビールに漬け込んだ唐揚げ”のなんとも表面カリカリ、中身はしっとりジューシー&スパイシーで、肉汁ジュワ―、信じられない柔らかさ。これは目茶苦茶、ビールに合います!!!ビールのおかわりはもちろんですが、唐揚げもテイクアウトしてしまいました。さぞかし滋賀の有名な地鶏をお使いなのかと尋ねたところ、一般にスーパーで販売されている鶏肉をこちらの麹ビールに漬け込み、特製のスパイスで仕上げた結果がこの味なのだそうです。これにも驚きでした。


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