12R  優勝戦　　　　

2日間の予選を4連勝の吉田裕平が準優を含め3日目もピンピン。無傷の6連勝でファイナル1号艇に構える。その成績が示すとおり、強力な伸びを中心に節イチ級のパワーを誇る。ただ、赤岩善生の前付けで進入ペースが早まるのは確実で、機力に自信顔の中野仁照や地元Vに燃える谷川祐一らの一撃は脅威。赤岩もSG覇者の底力を示したい。迎えた優勝戦は中野が枠主張して赤岩は3コース、谷川がカドに引く進入隊形。100メートル辺りの起こしをものともせず吉田がコンマ06のトップSを決める。艇を伸ばした谷川が攻めるも赤岩がブロック。イン先マイの吉田がBSでは一気に先行態勢を築く。間隙を突いた古賀が次位に浮上して3番手も中野で決着かと思われたが、中野は2周2Mで艇が大きく浮いて失速。谷川が3番手に浮上した。昨年7月の常滑以来、2回目の完全Vを達成した吉田は通算16回目、1月戦に続く連覇となった当地では2回目のV。