12R  優勝戦　　　　

初日から3連勝を飾った松井繁が予選トップ通過→準優1着の王道スタイルでファイナル1号艇。上々のターン回りを生かして特別戦V7を誇る大得意の当地で12回目のVを狙ってくる。ただ、池田浩二や昨年大会に続くタイトル連覇をめざす石渡鉄兵も仕上がりは高レベル。濱野谷憲吾、定松勇樹、地元気合の中村有裕も虎視眈々とV奪取をもくろむ。直前に強い追い風に急変し、安定板が使用された優勝戦は大外枠の中村がスロー4コースまで動いて4対2の進入隊形。チルトを1.5度に跳ね上げた定松が5カドから艇を伸ばすと、スロー勢を豪快にのみ込んで1Mを先制へ。BSに入った時点で早くも先行態勢に持ち込んだ。2コースから差した池田が次位に浮上。定松にたたかれながらもインで残した松井が3着での決着となった。定松は年間V7を飾った昨年12月のまるがめ以来通算では9回目、びわこでは初となるV。