12R  優勝戦　　　　

予選をトップ通過の菊地孝平が準優12Rを2着。11Rを逃げ切って1着の椎名豊にファイナルの絶好枠が巡ってきた。最近2節は好パワーが続く50号機を手に、勝負どころを前にきっちり機力を整えて納得の表情だ。篠崎元志も凡機を見事に立て直してパワーはトップクラス。菊地は王道Ｖこそ逃したが、カドならもちろん怖い存在だ。平本真之や中島孝平もSG覇者の手腕を発揮してV奪取を狙ってくる。迎えた優勝戦は篠崎、平本がスリットでややリードする隊形も、椎名が他艇を制してイン先マイ。差しを狙う篠崎、全速戦で迫る平本を振り切り、椎名がBSで先行態勢に持ち込む。焦点は連争いへと移り、2Mで平本をさばいた篠崎が次位を確保。道中で追撃をかける中島孝平を抑え切った平本が3着での決着となった。椎名は自身初のG1制覇（SGはV1、通算は24V）を達成。びわこでは2回目となるVを飾った。