12R  優勝戦　　　　

予選首位の吉田裕平は準優12R、大豆生田蒼（F）のまくりを浴びたものの冷静に立ち回って繰り上がりの1着。ここまで10戦8勝と抜群の内容で今年初Vに王手をかけた。その成績どおり、中間整備機の一角56号機を駆って超抜クラスのパワーを誇る。ただ、6号艇の間嶋仁志の前付けは必至だけに、吉田と同じくG1覇者の肩書を持つ永田秀二や船岡洋一郎、エース級37号を駆ってハイパワーの川上聡介、びわこ巧者として知られる黒井達矢らにもチャンスはありそうだ。迎えた優勝戦は全員が間嶋の前付けに抵抗したが、黒井、永田、船岡の順に回り直しダッシュを選択して3対3の進入隊形。スロー勢は80mあたりの深い起こしとなったが、吉田がコンマ06のトップSを決めて1Mを先制すると他艇の攻めを抑えて先行態勢に持ち込む。吉田はG1初制覇を飾った昨年11月のまるがめ周年以来通算13回目、当地では初となるVを飾った。