12R  優勝戦　　　　

準優は3レースすべてで1号艇が1着。予選をトップ通過の久田敏之がファイナルも絶好枠に構える。2連対率29.3％の53号機を手に依然として上位との機力差を口にするものの、最後も気迫のS攻勢で逃げ切るのみだ。ただSG2冠の土屋智則のスリット近辺は軽快タッチ。さらに山田康二、向後龍一も快パワーに仕上げて自信顔を見せるだけに怖い存在になりそう。柳沢一、河合佑樹の外枠勢も虎視眈々(たんたん)と台頭のチャンスをうかがう。迎えた優勝戦は久田がインからコンマ09のトップSを決めるとそのまま先マイへ。全速戦に出た山田、差しを狙う土屋を寄せ付けずにBSに入った時点で先行態勢に持ち込む。4カドから最内を差した向後がBSでは艇を伸ばして次位を確保。3着は山田での決着となった。久田は通算45回目、今回が5回目の優出となったびわこでは初のV。